一番大事な根本命題。自分とは何か。ソクラテスも汝自身を知れって教えている。
本当の自分とは何か。みんな言葉通りの自分をつかんでいる。どういう言葉を使ってきたか。
その言葉通りの自分を、今つかんでいる。真の神さまとは何か。それをどういう言葉で表現するか。

神さまの世界は、言葉と心と行いは同時、一緒。バラバラはない。言葉と心と行い、同時に出てくる。
そして必要なものを与える。これが神さまの働き。虚の世界、思いの世界は、言葉と心と行いがバラバラ。
本当は言葉が先で、言葉通りの信念の心が出来て、その信念の具体化で行いが出てくる。
でも言葉を先にする人は少ない。なかなか出来ない。

身口意の三業ってある。順番が違う。体の方が先で、口があって、その次に心。
思いの心は過去をつかんでいるから、まず現実をつかむ。形を先につかんでしまう。それでそれを言葉にする。
心がまだ奥にある。色んな心が出てくる。身口意の三業という。何が出てきても業を積み重ねる。絶対に消えない。

だから業の流転という。次から次へと大きくなって、雪だるまみたいにどんどんどんどん大きくなるだけ。
これが本当の意味の過去世からの大きい借金。一番最初の借金は、真の神さまが一大循環の相象で、
必要なものを的確に与え続けてくれている、大きい流れ、無限のスピードの流れ、これを一瞬つかんで止めた。
つかんだと思った瞬間に、残像の世界に入ってしまう。これが一番最初の借金。
神さまのものを盗み取ったという借金。それで虚の世界に落ちる。あとは、全部借金の上積み。
虚の世界のどんな生き方もそう。借金の持っている者同士のやり取りは、みんな借金をどんどん大きく増やしているだけ。
高い利息をとって貸す。だからお互いが借金し合うと、どんどん利息が高くなって、借金が増え続ける。
借金するときは安い利息の借金をする。これが虚の世界の仕組み。虚の世界、思いの世界って全部借金だらけ。
無限の無限の借金で一杯って、それも利息がどんどんどんどん、高くなっていっている。

この借金をどうして返すか。返す方法はどこにあるか。まず働いて返す、これは不可能、出来ない。
いくら働いても利息の一部も返せない。働くことも借金。無償で働いてない。恩返しで働いていない。
必要なものを与えていない。お金儲けだけ。どんなことしてもお金儲けをしたら、全部大きい借金になる。
いくら働いても、借金は減ることはない。借金は自力では返せない。

それで他力にすがろうとする。他力はピンからキリまである。本当の力のある他力だったら、
しっかりと恩返しに生きたら、ちょっとは助けてくれる。重荷をちょっとは軽くしてくれる。
でも全部は消せない、取れない。ちょっと油断したら、また元に戻ってしまう。そしたらどうして返せるか。
真の神さまの働きが降りてこないと消せない。だから絶対奉仕が必要になる。絶対奉仕っていうのは自分が何もしない。
神さまが自分を使うこと。神さまに自分を使ってもらうだけが、絶対奉仕。自分が出たら、神さまは引っ込むから。
謙虚に素直に真剣に自分を神さまに投げ出さないと、使ってもらえない。
神さまが自分を使ってくれた時が絶対奉仕。神さまと自分がバラバラに分かれていない、
一つになっているから絶対奉仕。対立していないから絶対奉仕。神さまが降り立ったら借金を消せる。

そしたら、真の神さまの働きってどういう働きか。まず絶対の中心、一番大きい立場から、本心の全ての全てに対して、
一番新しい一番大きい真の神さまを与え続ける。それも、無限に無限に一杯、与えて与えて、与え続ける。
真の神さまで埋め尽くして、真の神さまだけにしてしまおうとする。この真の神さまの働きが降りない限り、
虚の世界は消えていかない。借金は消せない。だから一番大きいプラスを与え続けてくれないと、
虚の世界まで届かない。絶対の中心に近いところは、プラスの循環が起こっている。末端でもまだ起こっている。
でも虚にまで届かせようと思ったら、一番大きいプラスを与えて与えて与え続けないと、
とことん与え続けてもらえないと、出てこられない。

今日この部屋の配線の仕方をちょっと変えた。神さまの世界は、絶対の中心から段階を追って、
順番に光が降りて来る。電気でも同じ。滋賀県の一番高いボルトが高圧の50万ボルト。ここらは3000ボルトくらい。
それを変圧器で100ボルト、200ボルトに変えてくる。最初の配電盤のブレーカーのところにまず電気が降りる。
そこから順番に段階を追って、ずーっと電気がわかりやすく通ってこないとダメ。
一番元の配電盤の電気が、どこもかしこも一杯行っていたらダメ。何かあったら全部止めないとダメになる。
この部屋に入っているのは、第3番目の配電盤。そこから通ってきている。
3番目の配電盤からは、線が12本が出ていて、12番目の線が通ってきている。
ここにくるまでに、あちこちを通って、ここまできている。
この部屋に入っているのは、3-12という線の一本だけがここにきている。
ここから分けて全部に電気が行くようにしている。

例えば、表のところが台風なんかで大雨で、例えばショートなんかしたりする、その時に1つだけ押さえたらいい。
外の分のだけを消したら、外の電気は、こっちとは関係ない。外の電気は使わないという状態になっている。
ところがそれをちゃんとしていなかったら、ショートしたら、元を全部消さないといけなくなる。
まず、配電盤が全部落ちてしまう。これは全部使えない。だから順番に末端だけ必要なかったら切ったらおしまい。
扇風機を使わないんだったら、扇風機のところを切っておけば、おしまい。

神さまの光の送り方がそう。入れ子構造へ送るのが、全部そう。必要なだけを与えて、残り全部Uターンさせている。
必要なかったら全部ストップがかかっている。必要なだけを降ろす。必要ないところには、絶対降ろさない。
段階ごとに決まっていく。下の段階は要らなかったら、もうそこまで。ストップがかかってしまう。
あとは全部切り捨て。そうしないと、大きい光を上から下まで流したら、ものすごい光が流れる。電気でもそう。
ものすごい高圧を末端まで流したら、どんなことになるか。みんな感電死する。神さまの与え方は必要なだけ。
本当に必要なだけを的確に与え続けてくれる。洪水には絶対ならない。
洪水になるような与え方だったらマイナスになる。光でも電気でも、なんでもそう。

この間、電柵で感電死して二人死んでいる。鹿よけに電気の柵を張った。
その線がちょっと切れて水に浸かって漏電した。漏電ブレーカーがついていないから止まらない。
電気が流れっぱなし。水に浸かったところに入って、二人が感電死している。これも同じこと。
電気が必要なかったら、止めるようになっていない。一番末端まで行かせようとしている。
そのままつないだままで放っているから。必要なだけのところで止めておけばいい。

全てがそう。神さまの世界を降ろすというのは、本当に必要なものを、的確に順番に段階を追って、
降ろさないとダメ。一大循環の流れが全部そう。段階ごとに必要なだけを降ろす。
これをめちゃめちゃにごっちゃにしたらダメ。大きい光が必要なところと、小さい光とをごっちゃにしたら
めちゃめちゃになる。お茶をちょっと飲みたい、コップ一杯でいい。たくさんあったらいいかって違う。
洪水になって流されたら大変。

 多いからいいのではない、必要なだけが正しいい事。全ての人、全てに置いて、自分の心境に応じたもの、
また自分が何を必要としているかって、勉強でも何でもそう、その時その時、全部変化しているから、
その時自分に一番必要なものが、的確に与え続けてもらえるかどうか。これも本当に自分が与えてないと、
与えてもらえない。自分とそっくりにして、与えてくる。地獄の人に極楽のすがたは与えない。
波が違う、与えられない。マイナスが大きいから、大きいプラスを与えたらいいかって、違う。合わない。
地獄には地獄の波を与えないとダメ。お互いが波の合うもので助け合わないとダメ。
そしたら、地獄の人には柔らかい小さい光。それで支え合って助け合って、いたわりあわないとダメ。

順番に段階を上げてきたら、またそこの波の合うもの同士で助け合わないとダメ。
だから自分とそっくりさんが周りに現れてきて助け合いになる。
この世でみんな生きていて同じかって違う、心境も生き方も違う、何から何まで、全部一人一人違うはず。
同じものは全部見ていない、自分に合ったものしか見ない。見えない、感じない。
何でも感じるのなら、神さまの世界を感じないとダメ。
神さまの世界が一番たくさんあるから。虚の世界なんてほんの無限分の一もないんだから、
一番多い神さまの世界を感じるのに、虚の世界を感じるといったら、虚の世界にぴたっと波が合っていないと
感じない。虚の世界でも、低い波に合っている人は、低い波しか感じない。
全部感じない。地獄に落ちた人が、虚の世界の全部わかるか、わからない。一番下の地獄しかわからない。

(平成27年7月25日のお話①)