真のありがとうございます 

 

 護摩木を書く時に必要なものは何か。神さまとの約束だけがあったらいい。
神さまの御用にお使いくださいってこの気持ちがあったら神さまが自由自在に使えるから、
後は全部神さまがカバーするから、あとはどういう書き方をしても自由自在でいい。

一番大事なことって何か。神さまは、いつも必要なことをしっかりとらえるようにしなさいって教えてくる。
必要っていう言葉は、どういう意味か、これが一番大事なこと。必ず、要(かなめ)となるものがいる。例えば、扇の要を外したらバラバラになる。
必ず要になるものを持ってこないとダメ。特に虚の世界は、言葉が集まると信念になる。その信念を投影して虚の世界が生まれる、大きく広がる。
真実の世界は無限大の大きいところから小さくなって循環している。虚の世界は反対。小さいところから、まず言葉で信念を作って、その信念を投影して世界を生み出す。

だから、どういうひな形を持ってくるか。まず本心の自分は神さまの世界にいて、大きい光源としての働きをする。
そこに自分の言葉通りの信念を投影して、虚の世界を生み出す。そのひな形をどういう風に作り上げるか。全部、言葉で作り上げる。
言葉通りに色んな世界が生まれる。プラスとマイナスの言葉を使ったら、プラスとマイナスのある言葉通りに、プラスとマイナスの世界が生み出される。
プラスの言葉だけだったら、プラスの世界が生み出される。マイナスの言葉だけだったらマイナスの世界だけになる。

必要性っていうのは、必ず要をしっかりとらえること。ひな形さえしっかりしたものを作ったら、それを投影できる。
自分の世界がその通りになる。地球が滅ぶ、大雨が降って水浸しになって滅ぶかもしれないという時に、ノアの箱舟が生み出される。
あれも一つのひな形。ノアの箱舟に必要なものを乗せて、退避させる。そうすると、ひな形さえしっかりと握っていたら、またそれを投影したら復活する。
消えてなくなるのではない。ひな形をとらえられなかったら、全部崩壊して消えてしまう。

この必要性というのは、一瞬一瞬、新たに今何が必要か、このとらえ方が大事。今、何が必要か、次の瞬間、また今何が必要か。
この必要なものを追いかけるのが、本心の生き方。要をしっかりとらえていこうとする。そしたら自分の世界は絶対崩れない。ひな形通りに全部良くなる。

例えば一軒の家を建てる時、一番最初に何が必要かって考えたら、最初に屋根を持ってきたら家が建たない。
今必要なのは、基礎の土台。それを言葉にして、ひな形にしてしっかりと作り上げないとダメ。基礎のコンクリがちゃんと出来たら、次に何が必要か。
木組みのための土台を作らないとダメ。次に柱を作って、けたを作って、って組み上げていかないと、一瞬一瞬、今何が必要かって考えたらわかる。
順番に必要なものを追いかける。これが本当に必要なもの、一番必要なものというものを追いかけなかったら、途中で全部崩壊して崩れる。
基礎は出来たけど、次屋根を持って来たって、家は建たない。そこへ屋根を持って来たって家にはならない。邪魔するだけ。
柱だけ持ってきても、立たない。倒れてしまうだけ。

本当に必要なものは一つだけ。常に今一番必要なものは何かって考えること。その必要なものをしっかりとらえて、順番に組み立てていったら、
いいものが生まれる。順番も大事。今の一瞬一瞬、新たな一瞬一瞬、何が一番必要かって。大きいものを作る時ほど、順番を間違えたらダメ。
今必要なものは何か、一番大事なのは何かって。必ず要っていうものをとらえないと、全部バラバラになる。この要をしっかりとらえる勉強。

そしたら、宇宙船護摩木を書く時の要は何か。一番必要な要になるものには何があるのか。書くことではない。神さまとの約束。
この命を神さまに捧げます、神さまの御用にお使いくださいって、この約束だけが必要。これさえあったら、神さまが自由自在に力を発揮できる。
人の自由意志を尊重して、大きい働きをそこへ現わせる。神さまとの約束が本当のひな形。神さまの世界を投影する大きいひな形になる。
人が自分の思い通りにしたいからって、それをひな形に持って来たって、完全な世界なんか生み出せない。神さまがそこに出てこないと、完璧な世界にならない。
だから神さまとの約束がいる。神さまに降り立ってもらうという約束。そしたらそこは神さまの世界。真実の世界に変わる。

だから虚の世界がもし崩壊する、滅亡する寸前という時に、もう一回修復してつくりかえようと思ったら、ひな形を用意しないとダメ。
例えば今、地球が滅ぶとなった時に、地球を守るひな形が必要。現実のすがたを見て、心が動転するようだったらひな形は出来ない。
心が動転したひな形になる。それだったら地球が滅んでしまう。だから絶対崩れないものを持ってこないとダメ。
例えば、大災害、大地震が起こった、全ての家が崩壊した、その時に、本当に全部崩壊した中から立ち上がる力ってどこから来るか。
諦めてしまったらおしまい。生きていけない。現実がどういう状態でも、立ち上がる何かを持っていないとダメ。
ゼロから生み出すものを何かを持っていないと出来ない。

ちょうど20年前、私たちはここへ移って来た。その年に阪神淡路大震災が起こった。大勢が亡くなった大きい大地震。
その前の年からここへ移ってくる準備をしている。これも振替えのひな形。実際、地震で家が壊れたのではないけど、自分で全部解体してここへ運んだ。
ここは、振替えのひな形を作って作り上げている。前の家の木を全部ここへ持ってきて組み立てている。ちょうど冬だった。

今日も護摩木の板を干すための場所を作るために改築している。雪の中で作業する。どれだけ大変か。
実際、雪の中で大地震が起こったら大変。今日は20センチほど降った。その中でだから大変。次から次へと降って来る。でもこれが必要。
楽に安易に、だったら役に立たない。地球が崩壊するひな形として立ち上がるための何かを作ろうと思ったら、厳しい中で立ち上がらないとダメ。
楽な中でしても役に立たない。ひな形にならない。大雪が降ろうが、何しようが、そんなもの無関係にそこで立ち上げないと。

虚の世界の本当のマイナスを消しながら、虚の世界を本当にプラスに変えようと思ったら、そこまで振替えでもしないと役に立たない。
楽に作ったのでは、ひな形にならない。振替えのひな形なんかとても出来ない。マイナスの中で、そこにプラスの信念を持ってきて、それを投影していく。
一瞬一瞬、何が必要か追いかけないとダメ。順番が必要。何が一番必要かって、それを順番に追いかけないと完成しない。これが本当の必要なこと。
神さまからの必要なこととして降りてくる。虚の世界を救う、守るための方法。一瞬一瞬の必要なものを追いかけることが、神さまにとって大事。

神さまのお手伝いをする、言葉では何でも言えるけど、本当にお手伝いをするとなったら、何が必要か見抜かないと。
今一番必要なものは何かって見抜くこと。それを実際実行しないと出来ない。神さまのお手伝いっていうのは、
神さまにどうぞ勝手にして下さいっていうことではない。神さまに代わって、自分が動かないとダメ。そうしないと現実化しない。

自分がやっぱりひな形を作り上げないと。それを神さまがバックアップする。後押しして、応援して投影してくれる。
大きい光を投げかけてくれたら、全部大きく投影されて出来上がる。そこが人の自由意志と人の生き方の必要なところ。
お任せ、全託というのは、自分が何もしないで任せる、これは違う、反対。本当のお任せっていうのは自分が全部する。
そのバックアップは神さまがする。すべて神さまのお蔭って、神さまのバックアップを受ける。でも自分が、全部しないと出来ない。
人にしてもらっても出来ない。だから総責任者の立場に立たないといけない。
 


(平成27年2月14日のお話@)