古事記の本に天岩戸開きのことが載っている。天岩戸を開くのに、八百万の神さまを総動員している。
全てを総動員して、ありとあらゆる方法をとって、それで、天岩戸を開く。天照大御神を引っ張り出す。
一人一人の本心を、大きく開いて引っ張り出すっていう天岩戸開きも、それと同じ。

悟りを開くっていうのは、本心を大きく現実に輝かさないとダメ。だから、ありとあらゆる方法を取らないと
ダメなの。座って祈るだけと違う。座って祈る祈りも大事だけど、そんなのは一部。もう、全てを総動員する。
また自分一人の祈りではない。全ての神々の総動員で、本心が出てくる。
だから、みんなの助けを受けないとできないの。本当の支え合いの姿を取らないと、天岩戸が開かない。
これも自分の為。自分一人の為。自分一人の本心を開くため、悟りを開くため。
自分が誰かの本心を開くために、天岩戸を開くために、自分がちょっと何かお手伝い、そんなのとは違う。
見方が間違っている。反対になっている。自分一人が悟りを開く為に、本心の天照大御神様が出てくるように、
そのために、真の神さまが全体を使って総動員をかけて、助け続けるすがたで天岩戸が開くの。
本心が開発される、悟りが開ける。それに気づかなかったら、永遠に悟れない。

だから、自分の為に全部がある。自分が総責任者にならないと。誰かのお手伝いと違う。
自分の1番の、必要な大事なことを与えてもらうため。1番の願いを叶えてもらうために、
全てが総動員をかけて助けに来るすがた。だから、総責任者って、色んな意味の総責任者があるけど、
本当の総責任者の立場に立たないと、本当の自分の為ではないよね。
人の為なんて言ったら、総責任者になれない。

だから、総責任者の責任は重いよ。自分が何かするのではない。どれだけ助けてくれているか、
それをしっかりと認めないとダメなの。自分一人の為に、どれだけたくさんの助けが降り注いでいるか。
これをしっかりと認めて把握するのが総責任者。助けがわからないようだったら、何も受け取れない。
総責任者なんて言えない。だから、大きいところから、小さいところまで全ての、
大きい助けも小さい助けも全部、把握しないと。蟻の一穴からでも堤が崩れるって言う。
だから小さいところを疎かにしていいのと違う。もう全てに心を配らないとダメ。
全てから助けを受け取らないとダメなの。

だから、全てをプラスに見て、感謝して感謝してって、受け取らないとダメ。
だから、マイナスに見えていても違う。全部プラス。全部プラスにプラスに受けて、
自分一人の為に、与えてもらっている神さまの愛のすがた。全部受け取らないと、悟りも開かない、
天岩戸も開かない。だから、マイナスにちょっとでも見ているようだったら、失格。
総責任者ではない。全てを大きいプラスに思い返して、見直さないとダメ。
そしたら、どれだけ有り難いかってわかってくる。神さまの愛が、ひしひしと感じられてくる。

悟りを開く寸前の色んな魔境、悪魔やサタンの誘惑って言うけど、本当は違う。
全部、悪魔やサタンも全部、自分を悟らせるための神さまの愛のすがた。
自分が本物の悟りを願っているかどうか。思いの心に負けて、欲の心に負けて、中途で挫折するようだったら、
悟り開けない。本物かどうか試してくれている。だから、どこにもマイナスはない。
悟りの妨害なんかしてこない。自分が本当に悟りを願っているかどうか。
自分の願いが本物だったら、誰も妨害はできない。

みんな魔境に誘惑される段階に来たら本物。悟りの寸前。だんだんとそこまで近づいている。
だから五欲の誘惑に負けていたらダメ。それも魔境の一つ。本当に必要なだけで喜べないとダメなの。
だから、周りを全部、自分の為に助けくれている愛のすがたって眺める。

除雪作業一つとってもそう。本当は自分が八寒地獄に閉じ込められて、
永遠に苦しまなければならないかもしれない。それを、のけてくれている。
神さまの愛の光で融かしてくれて、氷をのけてくれて、自由にしようとしてくれている。
やっぱり、過去生のマイナスの言葉が、全部無限に積み重なったのは、八寒地獄のすがたをとるから。
そのマイナスの言葉を全部、融かして消さないとダメなの。

だから、身近だけと違うね。世界の全てが、自分を自由にするための、大きい働きばっかり。
どれだけ大きく眺めて感謝できるか、喜べるかが、本当に大事。
それができただけでも、幸せが日に日に大きく、幸せになっていく。悟りを開くまでに幸せになっている。

だからもう、今そのままで幸せを感じ取っていかないと。今の幸せがどれだけ大きくなっていくかだけの話。
もう、幸せで幸せでって、もう数えきれないぐらいの幸せ一杯ってなった時が、本当の悟った状態。
だから、幸せを数え上げること。無限に一杯数え上げて、大きく大きく、深く深く、数え上げていくこと。
悟りを開くということは、別個にあるんじゃない。幸せをどんどん大きくしていくこと。
それが本当の幸せになっていく。だから、身近なところから全部、プラスに数え上げていかないと。
本当に忙しい。どの一つも見逃したらダメ。全てが、神さまの愛のすがた。

(平成26年2月8日のお話 第2部)