虚の支え合いではダメなの。あの人ができないから、こう支える、これはダメなの。
人っていう字は、こう、支え合っているからそうだっていうけど、これは間違い。
本当の支え合いは、中から。真の神さまを与えて、独り立ちさせる支え合い。支えるってそう。
中から真の神さまを与えて、独り立ちさせるのが支える。
支え合うというのは、その力を全部1つに合わせるという意味なの。
例えば、みんながこの真理の言葉を伝えたいからって、自分のポケットマネーを10万円出して、
これで真理の言葉の本を作って配ったとする。10万円でできるとしたら、
1冊、1000円くらい取られるかもしれない。1000円だったら100冊。10万円で100冊。
一人で100冊配れるとする。同じことをする人が10人集まったとする。
バラバラにしたら、100冊づつ10人だから、1000冊しか配れない。
このお金、10万円ずつを全部一つにしたら100万円になる。100万円だったら、あの本が1万冊は作れる。
1万冊作れるとしたら、1人当たり100冊が1000冊に変わったことになる。
同じお金でも、バラバラに使うのは、効果が小さい。10人が集まって力を1つにしたら、
それだけでも同じ働きが10倍に変化する。同じことをするんだけど、10倍大きいプラスになっている。

そういう冊子を、自分が一人で全国に配るとしても、沖縄や北海道って、自分が旅費を出して行ったとしたら、
大変な目に合う。そしたら、沖縄の人、九州の人が本当に仲間にいて、自分が行かずにその人が配ったら、
旅費がいらない。それだけで、ものすごく何倍も力になる。だから、お互いの力を合わす、
1つに目的に合わすっていう、これだけで相乗効果が起こる。いろんな面で相乗効果が一杯起こる。
支え合うっていうのは、お祈りもそうだし、色んな働きが全部そうなの。
目に見えない、色んな所に力が大きくなる。

だから、1つのものを観る時に、1つのもの裏に隠れている、色々なすがた、これ種々相(しゅじゅそう)という。
種々様々な種々と、木目の相。相っていうのは、外から見えないけども、奥に木目としてある違い。
これは、全ての問題に対して見抜かないとダメ。たとえば、ありがとうございますのお祈りと言ったら、
背後に種々相のありがとうございますがあるの。色んな種類の祈り方がある。生き方も同じ。
1つの生き方だけではない。種々相の生き方が隠れている。だから、今、ここに人が生きているって言っても、
みんなどういう生き方をしているか違う。この背後に隠れた、この種々相を見抜く、違いを見抜く、
これが1番必要な大事なこと。違いが分かってこそ、必要なものを的確に与え尽くしていける。

だから、真の神さまの働きは全部そう。必要なものを的確に与え尽くすから、違いを見抜いて与えてくる。
だから、違いを見抜くことは、即、真の神さまの働きと1つに同化して同じ働きをしていることになる。
違いが判らなかったら、邪魔をしているかもしれない。いらないことをしているかもしれない。
だから、違いを見抜く、わかるっていうことが、即、神さまと1つになっているから、
神さまが違いに応じた働きをして、みんなを助けている。だから、種々相を常に見抜くって言う勉強、
それも大事なこと。本当に必要なものは何か、また背後の種々相とは何かって、
これを見抜く勉強をお互いにしていく方がいいと思う。

(平成26年1月18日のお話 第2部②)