虚の世界を見る時に、真実の世界の延長として見るのと、反対に鏡に写して正反対に見るのと、二通りある。
真実の世界の光の延長として虚の世界を見る場合と、正反対に自分のすがたを鏡に写してみる場合と、虚の世界を見るのに二通りの見方がある。
真実の世界を連続させて見ると、真実の世界のすがたそのまま。
まず、絶対の中心が無限大の外遥か彼方、無限の無限の彼方の一番大きいところが絶対の中心。
そこから入れ子構造的に順番に降りてくる。一回降りて、無限分の一になって、残りをUターンさせると言うけど、その間も連続している。
100%だったら、99%Uターンする、98%Uターンする、90%Uターンして、残り1%でまたUターンする。無限分の一でUターンする。
一つの段階を降りるのも、全部連続している。一段階降りるのも、またその次に降りるのも、また連続している。
これが一貫して、絶対の中心から順番に連続し続けて、小さくなって降りてくる。
螺旋構造は、最初降りる時、時計と反対に降りてきたとすると、この同じ向きの光が上がる時は、今度反対を向く。
上がる時は、反対に向いて上がっていく。もう常に、絶対の中心から降りた光は、そのまま方向転換はしていない。
同じ螺旋で上へ上がってしまう。ゼロになって反対に向くのではない。常に、同じエネルギーが回転しやすくなっているだけ。
降りる時の角度がある。角度によって、大きさが、螺旋が全部違う。降りる角度が鈍角か鋭角かで全部違う。
鈍角に降りると何回も螺旋を描く。鋭角だと細かく、螺旋の数が少なくなる。真実の世界から虚の世界になったら、光がものすごく小さい。
小さいといっても、真実の世界の末端が天照大御神様だから、これも無限大だから、その無限大と比べたら、虚の世界は小さいというだけ。
真実の世界が、あまりにも大きすぎるというだけ。
虚の世界は、1個の天照大御神様よりも小さくなって、光がずーっと螺旋状に、ゼロの近くまで降りている。光が降りている。
虚の世界も光が一杯のところが高い世界。光が少ないところが、地獄に近いところ。
上から大きく螺旋を描いて下へ降りたら、必ず、無の一点にまで到達する。真実の世界は無の一点ではない。
全部、大きい無限大でUターンしてしまう。無の一点まで降りない。虚の世界が無の一点まで降りる。
一番小さいところが一番低いところ。十界で分けたら、一番大きいところが仏界。一番小さいところが地獄。ただ光は全部に通っている。
それで、順番に、十界を、螺旋を描きながら降りてくる。今度速く吸い上げようとしたら、どうする?同じ角度では遅い。
ぐるぐる回らないといけないから。速くしよう思ったら、この緩やかなものを速く鋭角にしたらいい。
吸い上げる力が速くなる。螺旋で上がる角度を変えたら、速く吸い上げる場所が出来る。
あの世の色んな世界の光を速く吸い上げようとしたら、角度の鋭角な方を選べばいい。
どちらからでも途中でスーッと上がっていく。だから、あの世とこの世の違いは、角度の違いかもしれない。わざと角度を変えている。
竜巻がある。上から大きいのが小さくなって、渦巻きになって降りて、それで昇っている時に全部吸い上げて、上げてしまう。
降りる時も、降りる働きだけど、上がる時も同じ働き。分かれているようで1つ。ただ、少し角度を変えている。吸い上げる方が中に入る。
だから、角度の違いによって、外がどれだけ広がるか、中が狭くなるか。ストローも同じ。ジュースがコップに入っている。
ストローで吸い上げると、外の方が広い、中の方が細い。太いストローだと、吸えない。吸い上げられない。細いから吸い上げが効く。
細いストローではなく、竹の筒でくわえてやったら、多分、吸えないと思う。だから、吸い上げる方を細くしている。
あの世全体が、大きいコップにジュースが入っているとする。そしたら、この世から吸い上げるというのは、細いストロー。
この世は、細くなるように、角度を変えている。それで、速く吸えるように、吸い上げができるようにしている。
でも、これは全部ちょっと角度を変えて、同じ光が降りて戻っている。
みんな真実の世界のすがたそのまま。真の神さまの絶対の中心からの光が、順番に降りて、順番に戻って行っているだけ。
ただ、絶対の中心に近いところは、スピードが速い。末端に行くほど、スピードが落ちている。
一番下は、ほとんど止まるぐらいまで来ている。特に、虚の世界は、スピードがどんどん落ちている。
虚の世界は、スピードが緩やかになっているから、濃いものが速く流れてない。
だから、いいものが一杯流れるようにしようと思ったら、やっぱりスピードを上げるしかない。
虚の世界は、スピードを上げたら、真実の世界に戻る。
人間の体でも、血液の流れも同じ。一番末端ほど流れにくい。流そうと思ったら、血液を心臓の方に送り込むような感じで、
こすり上げると速く流れるかもしれない。特に、冬の寒い時に、霜焼けができた時なんか、一番わかると思う。
マイナスの言葉を一杯使ったら、末端ほど冷たくなっている、血液の流れが悪くなっている。
その時、プラスの言葉を使うと、暖かくなって、血液の流れが良くなっている。早く上に送り返そうと思ったら、
血液を押さないとダメ。ありがとうございますで心臓の方へ送り返すと、早く血液が心臓に戻る。スピードが上がってくる。
そうすると、プラスばっかりになる。
ただ、神さまの世界があまりにも大きすぎるから、想像もつかないけど、同じスピードで無限のスピード、
これも限界がないというスピードだから、数字で表せるスピードではない。どこまでも速くなる。
虚の世界だったら、まだ数値が出てくる。同じスピードで数値が有限になってくる。
緩やかになって、ゼロに近いスピードになってくる。それで、止めて見るようだったら、
もうほとんどスピードが落ちてしまっているという感覚。
虚の世界に堕ちてしまった人の、一番心がける必要のあることが、循環を速くすること。これを心がける。
循環を速くするためにどうしたらいいか。まず、循環を遅くした原因は何か?原因はまず、執着。過去を掴んで、執着している。
自分のものとして掴んでいる。これが自分、これが自分のものって掴んでいる。掴むことがスピードを落としてしまっている。
マイナスの言葉が流れを悪くする一番の原因。マイナスの言葉が血液の流れを凍らせるような感じ。
今度は逆に、その落ちたスピードを戻すために必要なことは、執着を放すこと。掴んでいたものを一回放すこと。全部放すこと。
言葉をプラスに変えてしまう。そしたら、循環が元に戻る。そして、スピードが上がるほど、真実の世界に近づいていく。
プラスだけの循環に変わる。
(平成25年6月15日のお話 第1部@)
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