本当に真剣に求めているか？地獄の亡者くらいの真剣さに戻っているか？本当の真剣さがあるかどうか。
砂漠をずっと旅して、もう、一滴の水が欲しいという時の真剣さと比べてごらん。本当にそこまで真剣かどうか。
一滴の水が欲しいとなったらいい。でもみんなそこまでいっていない。余裕がある。

お祈りもそう。そこまで必要性のあるお祈りだったら、すぐに真剣なお祈りに変わる。
本当の力のある本当のお祈りにすぐ変わる。それで、いろんな問題を少し相手に勉強するのも必要になる。お祈りを加えるため。

何でも欲しがるのは、中途半端だから欲しがっているだけ。お金が欲しいと言う人も、ない人が、ちょっとお金が欲しいだけ。
たくさんもらったら、いらなくなる。いくらくらい欲しい？1兆円もらったら、つぶされてしまう。
1万円札で札束にして持ってこられたらどうする？札束の下敷きになって死んでしまう。
神さまの与え方は凄い。必要なものを与えてくれる。必要なだけを与えてくれるからいい。
欲しがるものを与えたらどうなると思う？滅茶苦茶。気づかすためにはいい。

お祈りを反対されたら、お祈りがしやすくなる。お祈りを勧められたら、反発して祈らない。
反対するのは、やっぱり大事。だから、この人にお祈りさせたいという時は、邪魔ばっかりしたらいい。
とことん邪魔し続けてあげたら、誰が反対してもお祈りするようになる。甘い勧め方をしたら、お祈りができなくなる。

大抵、途中で捨ててしまう。絶対必要と感じない。ちょっと試してみようか、祈ってみようかで終わってしまう。
分かったつもりで卒業する。やっぱり、自分で選んでないという所がまず一番の問題点。
人に勧められたって、人の支配を受けているという感じ。干渉されたとか、自由を奪われたとなる。
そしたら、お祈りが浅くなる、甘くなる。そのうちに、分かったつもりで卒業して終わり。

だから、とことん反対された人のお祈りは、絶対崩れない。誰が反対しても大丈夫。それは、自分で選んだから。
みんなに勧められてお祈りしている人はまだ心配。少し妨害してもらわないと本物にならないかもしれない。
お祈りしたら殺すぞ、というくらい脅してもらわないといけない。

自分で選んだ人のお祈りは、絶対崩れない。ずっと続いている。でも、人に勧められてお祈りした人は、全部離れている。
そんなもの。何か大きい問題を抱えて、自分で選んでお祈りし始めた人は続く。自分で選んだということが大事。

本をあげるのでもそう。あげたら、自分の自由意思とは関係なしに、押し付けられたと思う人が多い。だから、読みもしない。
でも、どこかに置いといて、自由にお持ち帰りくださいって、自分で持って帰った人は読む。少しの差。
自分の自由意思のあるものは続く。自由意思の出てくるように、そこを上手にしてあげるといい。

学校へ行っている子が、勉強しない子を勉強させるには、しなさいと言ったら絶対しない。
だから、勉強させる方法、テクニック、色んな方法がたくさんある。
誰かが、今日の勉強、何を教えてもらったか教えてって頼めばいい。
あなたは偉い、素晴らしい、先生より上やと言って、褒めて褒めて、今日勉強してきたことをわかりやすく教えてと言うの。
そしたら、一生懸命勉強してくるから。自分の意思で勉強してくる。一変に優等生に変わる。
今までは、勉強してないから落第生だけど、自分の意思で勉強し始めたらすぐに優等生になる。
自由意思のあるところに持って行ってあげたらいいだけ。そしたら、自分の自由意思のあるところは、全部プラスに変わる。

自分の自由意思はあんまり出したらダメ。我になる。自分の自由意思で何でも動くのはよくない。
みんなの自由意思を出させるのは、やっぱり支え合い。1番必要なこと。みんなのしたいことを支えてあげるの。
そしたら、自分のしたいことを全部代わりにしてもらうという感覚。

みんなも勉強会で、自分のために勉強に来ても、勉強会に参加しても、何も勉強してない。
みんなに教えるために勉強するとよく身につく。お祈りも同じ。自分のためだけにお祈りしに来ていたら浅い。
誰かを悟らせるため、誰かを救うためにお祈りに来たら、真剣だから、お祈りが身についていく。

だから、プラスを与えるというのが支えるという意味。何かプラスを与える方向へ向いたらいいだけ。
勉強するのでも、みんなを悟らせるために、自分が真理を勉強してみんなに知らせるためにというのだったら、
教えやすいように勉強して帰る。どう教えたらいいかまで勉強して、ちゃんとポイントを掴んで、必要なものをちゃんと勉強する。

だから、悟りを開く人は全部そう。他を先に悟らせようとして、自分は一番最後、という人が悟る。
自分が先に悟りたいという人は悟らない。偽の悟りで終わってしまう。
やっぱり、神さまのバックアップがないと本当の悟りになれない。だから、支えるという方が大事。
自分が1番最後になってもいいからという支え方が、自分が1番先に悟る。

どんな分野も同じ。支えに回った人が、そこの場で1番上に立つ。支えるのが、1番力がいる。
色んな勉強をしないといけない。会社でも、社長になろうと思ったら、全部支えないといけない。
上に立っている人は力がないから、すぐに落とされる。
でも、下から全部支えようとした人は、社長になっても本物だから、みんなから支えてもらって、本物の社長になる。

（平成25年5月25日のお話　第2部�A）