真のありがとうございます 

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 神さまの世界は思いがない。思いは虚のすがた、虚の産物。
一大循環の相象(すがた)の中には、思いなんか全然ないし、起こらない。過去は掴まないし、残像もない。
だから、残像を掴んで思いが残っていると言うけど、本当はないの。虚なの。無いのにあるって思っているだけ。
本心だけで生きたら全部消えて無い。いつ、そう言えるかでしょ。ありがとうございますになり切ったら本心の自分。
無限の思いも消えて無い。

真剣さを引っ張り出すために、色んな方便の言葉が一杯あるから、無限の思いがあるって言わないと、真剣に祈らない。
つまらないありがとうございますで終わったら大変だから、無限の思いを消すだけの本物のありがとうございますに変えないとってなるの。
本当のありがとうございますになったら、本心の自分。あの手この手を使って、神さまの高等テクニックが一杯ある。
でも、最後はありがとうございます一言。ありがとうございますで神さまをしっかりと受け入れるだけ、融け入るだけ。
神さましかない、神さまが全て。本当のプラスだけ。

この世でどんな生き方をしても、関係ない。絶対、この世の生き方は原因にはならない。
この世は、過去の残像を消すための場所だけだから。一番の原因は、一番最初の言葉。本心の自分の言葉。
絶対の中心から降り注ぐ、新たな言葉。本当の新たなプラスの言葉を駆使する自分が、一番幸せな自分になっていくの。

だから、すべて新たに。新たに。真のプラスって言うけど、新たなプラス。新たな真のプラスよ。
新たに新たにって、常に新たにって受けないと。古いものと違う。一大循環の相象というと、循環しているから、
無限のスピードで循環するものだから新たになるのだけど、それでも新たな一大循環の相象という風に、
もうひとつ新たなって確認がある方がいい。一大循環の全体像を捉える。それも新たな全体像。
常に新たに新たにって。そうすると、新たな自分は本心の自分。過去を掴む自分は違う。常に新たな自分が本心。
大元でしっかりと、プラスの言葉を使わないと。そしたら末端まで光り輝く。

 虚の世界のあの世でも、一番高い世界は古神道の神々の世界。絶対自分を出そうとしないの。
虚の世界では、もう最高神なのに。自分を隠して隠して、一番下に落とす。真の神さまの前に立ったら本当にそう。
真の神さまだけって大肯定するの。だから、自分はないって。比較するも何も、比較なんか出来ない。
いと小さきもの、いと小さきものってへり下るだけ。この世も本当は同じことをしないと、真の神さまの前へ出られない。
どれだけ真の神さまだけって言えるかどうか。自分って出したら、真の神さまはどこか遠くへ行ってしまうの。
ここに自分が、人がいると言ったらもうダメ。真の神さまだけって言わないと。神さまは呼び出せない。出てきてくれない。
ここに自分がいる、ここにあの人がいると言ったら、出しゃばってくる。何でもそう。出しゃばったら神さまは引っ込む。
だから、自分が出ても人が出てもダメ。何が出てもダメなの。全部隠れてしまわないと。真の神さまだけを呼び出さないと。

やっぱり言葉選び。ありがとうございますだけを選んだら、真の神さまだけになるけど、
他の言葉を選んだら、他を出している。マイナスの言葉を使ったら、ここにマイナスがあるって、マイナスを表に出しているの。
それだったら、神さまは引っ込む。この世のどんなプラスも言葉にしたら、ここにこういうプラスがあるって出しゃばっている。
出しゃばったところには、真の神さまは出てこない。引っ込んでしまう、全部ね。真の神さまだけを呼び出さないと出てきてくれない。
これが絶対。真の神さまと出会うためには、真の神さまだけを呼び出さないとダメ。
両方を呼び出して、真の神さまが出てきたら、他は全部消えるから、不平等になる。だから、神さまはそれをしない。
神さまは力があるから、他の呼び出した方を大事にしなさいと言うだけ。
コーヒーが欲しい。コーヒーって呼びながら、真の神さまを呼んだら、真の神さまが出てきたらコーヒーは消える。
コーヒーが飲めない。それだったらかわいそうって言うの。まず、コーヒーを飲んでから、もう一回呼びなさいって。みんなそう。
他の言葉を使って呼んでいるのに、真の神さまは飛び出せない。絶対そう。邪魔したら悪いからって。
だから、真の神さまだけに絞り切れたら出てきてくれる。つまらないプラスの言葉、マイナスの言葉はいらない。
真の神さまだけを呼び出すのだったら、本当のプラスの言葉だけ。神さまは全体。

だんだんと、ありがとうございますの一言が真の神さまに近づく。単に言葉じゃないの。
一言のありがとうございますが、真の神さまになってくる。必ずそうなっていくから、ありがとうございますで、真の神さまに出会う。


(平成25年3月30日のお話 第2部A)