真のありがとうございます 

新・勉強会のお話」に戻る

 

 

 この世を特別に神さまが用意して、あの世の全てを救う計画を立てている。
ある程度人の自由に任せて、真の世界、真実の世界を転落して、虚の世界をずーっと下へ降りて行っても、
ある程度は自由意志で降りていくのだから、認めているの。短い時間の体験は必要だから、自由に任せている。
だから、過去を掴んでマイナスの言葉を積み重ねて、どんどんどんどん下へ堕ちて地獄まで行ってもかまわない。
それはもう、短い時間、上から見たら短い時間。ちょっと体験することによって、虚の世界はこうだ、真実の世界はこうだ、
真実の世界の素晴らしさが浮き上がる。浮かび上がる。より素晴らしく見える。このために体験するの。
いつまでも、虚の世界に、放っておかないの。いったん落ちたら、すぐに虚の世界から引き戻してあげたいって願うの。
だから、この世を用意して、早く引き上げる計画を立てるの。

一番手っ取り早いのは、やっぱりこの世を使うのがいいの。この世を使って全てに光を降り注がせる。
思いを消さないとダメだから、思いを消すことによって順番に上に引き上げることが出来るの。
この世を出来るだけ光一杯にしたら、地獄でも思いが早く消える。餓飢道の思いも早く消える。
それで、どんどんどんどん下から上へ、どんどん波が上がって来る。そしたら、虚の世界が消えてなくなる。

上から下へ堕ちるのは、本当に楽なの。あっという間。何もしなかったら堕ちていくの。
マイナスの言葉を使ったら、もうひとつ早く堕ちられる。今度は上へ上がる時が、ちょっと大変なの。
神さまは、全体を使って、全てを総動員して、そして順番に助け上げようと一生懸命になるの。

この世は、あの世の縮図。それもやっぱり、相似形のすがたを使って、入れ子構造的に助けようとする。
例えば、日本が世界の縮図、宇宙の縮図。日本を使って、世界を変え、宇宙を変えるという、こういう仕組み。
中心のひな形を用意して、そこをプラスに変えることによって全体を変えようとするの。
ひな形へ、真の神さまの本当の光が降りたら、さっと強い光が広がる。この世もそういう意味で、用意されている。
この世にひな形を用意して、そして、それをあの世全部に投影して変える。その前にまず、この世を変えないといけない。
まずこの世を理想の世界に、変えないとダメ。そのために、日本を用意して、ひな形を用意して、強い光を降ろして、
まずこの世を変えるの。この世を変えたら、今度はあの世を変える。だから、何重にもこの計画が用意されているの。

六道にいるときには、自分では助けてもらっていることにも気づかない。大きく助け続けてもらっているけども、
なかなか気づけない。ある程度、思いを減らしてもらって、本心を拝み出してもらって、初めてここから気づき始める。
だから、声聞というのは、かなり思いを消してもらったあと。本心を拝み出してもらって、少し気付き始める。
だた気付き始めるといっても、まだこの後、上から色んな働きがあるの。まず、この真理の本でも読ませようとする。
真理の話を聞かせようとする。全部、上からの計らいで、みんな導いてもらって出会わしてもらうの。
自分が探して得たのではないの。みんな用意されていて、出会うようにしてくれている。

もうしっかり、あの世で高い神さまが全部連係プレーでこの人にこう、ってちゃんと道をつけているの。
この世を変えるためだから、あの世の高い神さまは、この世を使って、あの世を早く変えようとしてくる。
あの世を直接は大変だから、この世をまず助けようとしてくる。一人の人を導くのでも、
あの世の神さまが大勢一人の人に沢山ついて、変えていく。本当だったら、一人に一人でいいの。でも違うの。
この世を早く変えるためだったら大勢ついてくる。大きく護って早く変えてあげようとする。
この世の人の場合は、持っているものを早く消してもらえる。沢山のマイナスを背負ってでも、まず万分の一に変えてもらう。
億分の一に変えてもらう。それで、無限分の一に減らしてもらう。こういう風になってくる。

声聞の世界というのは、みんな一番最初、思いを消す段階に入るの。過去を掴まない練習だからね。
現実に色んな姿が出てきたら、これで消えた、消してもらえたという確認なの。掴むためではないから。
最初は、過去を掴まない練習なの。見ざる聞かざる言わざる、これは、お寺に小坊主として入った時の最初の修行だというの。
でも、見ざる聞かざる言わざるでは、まだ掴んでいるの。本当は、掴まない練習をしないとダメ。過去を掴まない。
過去を掴んだら思いを溜めるから。過去を掴まない練習は、消してもらったと言わないと。

だから、七難八苦が出てきても、万分の一の軽さで消してもらえたって。一番最初は、そういう段階。
ちょっと上へ行くと、今度は、大難が小難になったのは、億分の一の軽さで消してもらえたというね。
その次は、無難な状態。何もない状態が、今度は無限分の一。大きいマイナスを消してもらえた。過去を掴まない練習。思いを消す練習。
これはもう、神さまの愛を受け入れているの。助けを受け入れている、受け入れる練習。六道の世界にいるときは気付かない。
助けてもらっていることに気付かなかったけど、声聞の段階は弟子入りだから、神さまの助けに気付いていかないとダメ。
順番に大きく気づいていく勉強。

声聞の心境を越えたら、今度は縁覚の段階に入っていくの。
縁覚というのは、本当に全て言葉通りに成るという法則に気付くこと。
すべて言葉通りに成るということを骨の髄まで身にしみてわかるようになること。
そのための勉強だから、本当はマイナスを思ってマイナスが出るという、こんな体験ではわからない。
万分の一に億分の一に消してもらったのに、なぜマイナスが今の言葉で出るか、そんなことありえない。
マイナスが出るとしたら、過去世の無限のマイナスの一部、ちょっと軽くして出るだけなの。
今のマイナスの言葉が出るのではないの。だから、言葉通りに成るという体験は、今一言プラスの言葉を使って、
プラスが出ないとダメ。その勉強。

それで、最初、プラスを拾い集める。プラスだけを見る。これでプラスがぱっと出たら、プラス通りになる、言葉通り。
それを越えたら今度は、すべてのマイナスをプラスに思い返す。プラスに思い返してプラスになったらいいの。
それも言葉通り。今度は、形に出る前の降り注ぐプラスを言葉で受け直す。新たなプラス。
それでプラスが現実化したら、本当に言葉通り。それが出来たら、今度は縁覚を卒業。
本当にすべて言葉通りになるという実感ができるの。新たな言葉を使って現実化するのだから。

ここから菩薩の段階。菩薩は、お祈りだけ。与え尽くすだけ。お祈りして、思いを全部消そうとする。
自分のまだ消しきれていない思いだけではないの。この世に生まれてきた目的は、縁者の思いを全部消すためだから、
本当の祈りの勉強。力のある祈りに変わらないとダメだから。本物の祈りに変えてく勉強。
だから、同じありがとうございますを唱えても、浅い祈りではダメなの。本物にならないと。
深い祈りで力のある祈りに変わらないとダメ。

だから、この感謝の真祈り、ありがとうございますの祈りも段階があるの。それを、本物に変えていく勉強。
これが菩薩の生き方。与える側に立ったお祈りの練習。それでどんどんどんどん思いを消されていくと、色眼鏡がきれいになっていくの。
光が通りやすくなっていく。全体を見通せるようになっていく。ますます祈りも深くなって、
大きい光を的確に必要なところへ与えて行けるようになっていく。それで、自分の体に本物の光が充満するの。
自分の体がパイプ、光のパイプ。そこが輝いて自分の縁のあるところへ、全部に光が届く。あの世が早く救われてくる。
そのために、この世の人をしっかりと護って護って、お祈りできるように光で変えてくる。


(平成25年2月16日のお話 第1部A)