真のありがとうございます 

新・勉強会のお話」に戻る

 我というのは、過去を掴んで溜め続けたのが我。一大循環の相象(すがた)流れが元に戻って行ったら我が消えていく。
与え続けるいう生き方をとったら、我がどんどん消える。
与えるいうのと支えるいうのは大きい違いどこにあるかいうと、例えば恩返しで与えるいうでも、与えるもが小さい。
恩返しというのは、自分に出来ることを与え続けるまた、愛に生きるいっても、自分の持っているものを与え続ける。
だから、与えるというのは。まだ小さい

支えるというのは、下から全体を、みんなを大きく支えないとだめだから、大きい力が必要。
神さまの助け、支えというのは、いつも必要なものが循環してくる。支えようという時は、大きい力を必要としている時。
単に自分の持っているものを与えようという時ではない。自分に無い力を神さまからいただいて全体を支えようとする。
だから、大きく支えようとする時は、真の神さまの力がいる。肉体の自分とか小さい我の自分ではダメ。
支えるどころじゃない、潰されてしまう。重みに潰されてしまう。だから、支えようという気持ちの時は、大きい力が必要という時。
だから、神さまの助けや本心の力が出てくる。

我を消す方法は、大きい自分を生きること。本心の自分を生きること。どんどん大きくなればいいだけ。本心を生きたら我が消える。
本心を生きるのを忘れたら、我が出てくる。

本心を生きる生き方は、報いを求めず、与え尽くす生き方だけど、それでも大きく支えようとする生き方が、本当の大きい与え方。
支えるというのは、本当の芯柱として真の神さまをみんなに与えること。真の神さまをみんなの中に与え続けること。
これが本当の大きい支え。その支えを、みんなの支えを一つにして、支え合うという、大きい力に変えてしまう。
自分がみんなを支えようとしたら、同じように他の人もみんなも自分と同じように支えをしてくれる。
必ず大きい力、無限倍になった力が、一つになって出てくる。だから、支え合うというのが、我を消す一番の方法。

今、下にミツバチの巣がある。日本ミツバチは、日本精神を生きている。大和魂を生きている。
ミツバチの巣の周りに、時々、スズメバチがやって来る。スズメバチはミツバチを取って食べてしまう。エサにする。
スズメバチは強い。自分の身体の十倍以上の大きいカマキリでも、あの小さいスズメバチはやっつける。
どういう風にやっつけるか、見ていたらよくわかる。スズメバチは、素早い。首の後ろにしがみついて首をかみ切る。
あの大きいカマキリが首を落とされてしまう。すごいよ。本当の狩人。スズメバチが小さいミツバチをパッとくわえるのは速い。
一瞬にぱっと捕まえられる。

ところが、この日本ミツバチが賢い。スズメバチが来たら、周りのミツバチが全部さっと集まって、みんなが集まって、
大きい体のように、全体が大きい生き物のように動くの。スズメバチが来たら、全体を大きく浮かび上がらせて、
何か大きい生き物がいるような感じで追い出す。そうすると、スズメバチがふっと下がるわけ。
一匹のところだったら、さっと捕まえに行けるのだけど、そういう風にみんながわっと動くとやっぱり飛びつけない。すごいよ。
その時ミツバチは何百って大勢いる。スズメバチを追い出すために。

ところが、スズメバチが来なくなったら、みんないなくなって、ちょっとだけ門番みたいなのが残っているけど、
それはまだスズメバチが来る可能性もあるから少し残っているのだけど、あとはみんな他の仕事に分散している。
スズメバチが23匹来た時には、外から帰ってきたミツバチが全部そこに集まる。数がものすごい。
負けんように、うわっ、うわっ、うわっ、こんな感じ。海でも小さい魚が集まって、大きい塊になって動くのがあるけど、
あれとよく似ている。襲われないように、大勢がたくさん集まって、化けものみたいな姿をとって動く。

日本ミツバチの生き方を見ていたら、危険な時は、自分の身を捧げて全体へ奉仕しようとしている。
そして、役割も自由自在に変化する。必要な役割へスッと移れる。見ていたら楽しそう。

だから、支え合いというのは、真の神さまの一大循環の相象そのもの。絶対の中心から、的確に必要なものを与え続けているすがた。
必要なところへは沢山、少しでいいところには少しだけ。本当に必要なだけを与え続ける。だから、押し付けていない。
沢山は与えていない。密かに、自分の正体を隠して、必要なだけ。本当に必要なだけを与え続けるすがたを、全体に全てに対して取っている。

何が必要かって、仕事の場合も同じ。今、何が必要か。それで優先順位がやっぱり決まる。一番必要なのは何か。
今集まっている全体にとって何をすることが、一番必要か。優先順位をやっぱり決めないとダメ。
その時に、それをどういう風にみんなが力を合わせて的確にスピード化して終われるか。
これもやっぱり神さまの知恵と力が降りた時が、一番スピードが速い。ただ集まったらいいのではない。
神さまの智恵で導かれてないと、ばらばらになる。だから、集まるだけではない。
一つになることが、一つの目的に向かうことが必要。そこは神さまの智恵で導いてもらうしか方法はない。


(平成25年9月14日のお話 第1部@)