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みんな、あんまり余計なことをしすぎたらダメ。掃除でもしすぎたらダメ。家を毎日掃除するなんて、バカ。
必要な時に必要なだけを掃除すればいいの。大きいゴミが邪魔になれば、大きいゴミだけを掃除する。
細かいところまで、掃除しないといけない場所があったら、そこはもう、きれいにしたらいい。
落ち葉が落ちて、風情があると言うのだったら、落ち葉を掃除したらダメ。もう全部自由自在に場所に合わせて、必要なだけをするのが必要。
掃除だから、全部畳の目まで掃除して、きれいにしないといけないのと違う。そんなことしたら、必要なことをしてないから、間違う。違うの。

みんな、草刈を手伝う時がある。草刈でも、必要なだけをするのが正しい。みんな、きれいに11本抜いてしまわないといけないって、
全部抜いたところと、必要なだけでいいからって、高刈したところがあったら、全体見たときに、どれだけ醜いか。
今何が必要か。全体を見て、今何が必要か。雑草だからって、みんな役割がある。畑や果樹園に生えている雑草には働きがある。
根を張って、土を耕して、肥沃にする。雑草を全部抜いてしまったら、土が固まってダメ。果樹の根まで張らなくなる。土が固くなるから。
雑草が根を張って、耕してくれる。土を肥沃にして、自分の枯れたのも肥料に変えてくれる。草の生えないところは、死んだ土地。
ただ、高い草が小さい苗木の邪魔をする時がある。草が邪魔になって困る時があるから、その時に必要なだけ刈る。
必要なだけと言うのが分からないと、余計な無駄なことをする。

田んぼは、石ころなんかは絶対いれない。細かい石までない。粘土だけにしている。あぜ道でも、石を全部どけている。
だから、きれいに刈るのでも、別に根こそぎ刈るのと違う。表面すうっと水平に刈ればいいだけ。
生えて、稲の成長を邪魔するようだったら、また刈るの。それも、雑草の種ができるまでに刈ったらいいだけ。
だから、場所々々で全部必要性が変わってくる。だから、いつも全体を見て、必要なことをみんなで話し合って、
必要なだけをしたら、同じ一つのことをするのでも、10分の1したらいいだけ。10時間かかるのが1時間で済む。
そしたら、スピード化する。必要なことだけしたら、スピード化する。10倍速になる。余計なことをしたら、10倍時間がかかる。
余計なことをしただけ、マイナスになる。

どんな仕事も同じ。山へ行って、木を切って、縞を作っているけど、必要なだけを積まないといけない。
細かい枝とか葉っぱを積んだらダメ。掃除ではないから。山というのは、雨が降った時でも、水で土が流れたら困る。
そういう時に、小枝とか葉っぱとか雨を全部受けて、土が流れないように守る。
でも、枝でも足に引っかかって危ないような枝は置いておいたらダメ。そういうのはきちっと積んで、危なくないように切りそろえる。

場所をきれいにするのでもそう。だから、もう全体を見て、何が必要かを見抜かないと、無駄なことをしすぎる。
だから、必要なことだけをしてあげると、みんな喜んでくれる。余計な時間をかけずに、余計な費用を使わずにできる。
だから、山の木を切って、枝を払うのでも、必要な切り方をしないといけない。細かく切ったらダメ。
枝を切るのでも、必要なだけで切って積まないと崩れる。細かく切ったら、全部崩れてしまう。
そしたら、チェーンソーの燃料が余計いる。チェーンソーが傷んで、無駄なことしたことになるから、損をする。
だから、必要なことだけをしたら、燃料も食わない。そして、スピードが速くなる。時間がかからない。

だから、1本の木を切り倒すのでも、切り倒す方向でも、正しいところへぱっと倒したら、後、動かさなくて済む。
縞を作る時でも、余計なところへ倒したら、それを切って運ぶだけでも大変。上手な人は、ピタッと当ててピタッとおさめる。
あとは、大きい邪魔をする枝を切ってパッパッと積んでしまう。速い。だから、みんな、お手伝いに行っても、全体を見ながら、
何が必要かって、必要なだけをちゃんと教えてもらってするのがいい。だから、余計なことをしたらダメ。
絶対したら邪魔をする。妨害したのと同じ。


(平成25年8月31日のお話 第2部B)