真の祈り、真祈りのありがとうございますというのは、最初は、ありがとうございますという言葉を唱えて、祈って、与えている。
これはまだ名前だけ。言葉だけ。これは、名実ともに、実が備わってくるのが大事。
でも全て、虚の世界もそうだけど、まず言葉が先に立つ。言葉が心になって、信念になって、形になって、行いになる。
神さまの世界も同じ。まず言葉が先で、心が出来て、形がそのままスッと出る。神さまの世界は、言葉と心と行いが一つ。ズレがないから。
でも、最初に言葉が先に来る。だから、最初は言葉を選ばないとダメ。どういう言葉を選ぶかという言葉選びが大事で、その言葉をまず与える。
言葉を与え続けることによって、名実ともに中身が備わって来る。そして、自分の心境をどんどん上へ上げていくというのは、
大きい自分に変えていくこと。本当は大きく受け入れていく自分になって、大きくなるのだけど、受け入れるために必要なことは、与え続けること。
真の神さまの与え合い、支え合い、この助けるすがたが、与え尽した後へ、必要なものを循環させてくる。
後押し、応援、そういうすがたで循環させてくる。だから、与えた分だけが、自分の中へ流れ込む。
与えようとしたら、与えようとする必要なものを、流し込んでくる。
だから、どれだけ大きく与え続けるか。大きく大きく与え続ける。大きく大きくではダメ。無限に無限に大きく大きく。
そしたら、神さまがスーッと流れ込んでくる。それで、どんどん大きい自分に変えてくれる。
元々、本心の自分というのは、自由自在心、無色透明、我が無い。何も持ってない。何も掴んでない。
だから、どれだけ本心の自分が、真の神さまと同じように、みんなを幸せにするために必要なものを与えようとするか。
与えようとして、与え続けた分だけが、自分のもの。自分の中を通り抜けて、それを受けて感じて、また与え続ける。
だから、与え続けること。真の神さまを与え続けること。与え続けるだけが、本心の生き方。
受けることを考える必要は全然ない。与え続けることだけを考える。それも必要なだけを。
だから、自分がどれだけ大勢の全てに対して、必要なものを与えるのかというのでも、入れ子構造的に大きくなっていて、
上では大きく与えていても、下では小さくしか与えられない。上から下まで全体に与え続けないとダメだから、
だから本当に自分の正体を隠して隠して、どれだけ大きい自分でも正体を隠して隠して、必要なだけを見せて、与え続けないとダメ。
そこが自由自在な変身のすがたがいる。
虚の世界で必要なものは何か?一人一人に合わせて、必要なものを与えないとダメ。プラスだから何でも与えたらいいのではない。
与えたらダメな時もある。マイナスを消してあげる時でも、マイナスの消し方も一通りではない。
マイナスを引き受けて背負って、身代わりに消すだけではダメ。必要だったら、マイナスを叩き潰すのも必要な時がある。
このマイナスの言葉とか求める心は、逆流。平気でマイナスの言葉を使ったり、逆流を起こしたり、求める心で一杯になるのを、
反省して気付かせるという意味だったら、一大循環のプラスの流れをバンとぶつける時がある。逆流を跳ね飛ばしてしまう。
きつい跳ね返し方だけど、必要だったらそれも自由に出来ないとダメ。
いつも優しく、マイナス全部を身代りに受けて消して、そんなすがたばっかりとっていたら、反省も何もしない。
何が必要か?真実の世界は、プラスばっかりが必要だけど、虚の世界は、プラスを与えるだけではダメ。
マイナスを消す時でも、消し方に色んな方法が一杯ある。一人ひとりに合わせて消せないと、必要なものを与えたことにならない。
そのへんは、真の神さまの本当の智恵でないと出来ない。だから、真の神さまが自分を通して自然に働くすがたが、
本当の与え尽し合いのすがたになる。本当の救いのすがたを取って来る。
だから、ありがとうございますというこの祈り言葉、これが絶対必要。真の神さまを与え尽くす。
まず、真の神さまを呼ばないと。真の神さまの働きが降りてこないから、まず真の神さまの名前を唱えて呼ぶ。
そして、真の神さまを言葉だけでも、与え続ける。そして、中に、真の神さまが、真実のすがたが加わってくる。
本当に名実ともに神さまが働き始めたら、本物。本当の一大循環の相象が出て来て、虚の世界の救いのすがたでも、
本当の大きい一大循環の相象が大きく流れ込んでくる。必要だったら、瞬間に虚の世界が消える。
虚の世界に堕ちた人のために救いに立つ場合でも、いつ虚の世界を全部消したらいいかは、必要性が全部違う。
もう虚の世界から抜け出したいという時は、消してあげていい。でも、今虚の世界に堕ちたばかりというのだったら、
虚の世界の体験が必要という場合は、消せない。やっぱり、一人ひとりの自由自在心の自由意志、これを最大限に尊重してくる。
やっぱり本心の自由意志を尊重して、神さまは真の働きを加えてくる。本当に必要なものを的確に与え尽くしてくる。
(平成25年8月31日のお話 第1部A)
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