真のありがとうございます 

新・勉強会のお話」に戻る

真の支え合いのお手本は、神さま。神さまのしていることが真の支える働き。どういう風に働いているか?
絶対の中心というのは、言葉で表現できない、底しれない奥深いもの。ここは、常に新しいものを生み出す場所。
同じものを循環させているのではない。新しいものを生み出してくる。だから、二度と同じものは何一つ作らない。
二度と同じことは繰り返さない。常に異なるもの、それも小さいものから大きなものまで全部そう。異なるものを生み出してくる。
常に、新しいものを生み出してくる。

単なる循環のパイプではない。そこから常に新しい新たなもの、より素晴らしいものを生み出してくるところだから、
本当に言葉では絶対に表現できない。それが相象というすがたで出て来て、入れ子構造の天照大御神様の相象(すがた)をとる

これ一つ見てもものすごいこと。一段階の入れ子構造の上でも、底しれない奥深い働き。これが一段階ではない。無限の段階を繰り返す。
だから底しれない奥深さも絶対の中心に全てあるわけ。

真の神さまの働きは、絶対の中心から、入れ子構造の全てを与え尽してくる。それも誰に与えるか。
一切の我のない無色透明の自由自在心のみんなに与える。元から悟っているみんなに与え尽くしてくる。
与え尽くしてきても、一人ひとりは自由にどういう立場にも立てる。どこにも行けるし、自由自在に何でも受け取れる。
入れ子構造的に高い段階へ自分を移して立てたら、大きい入れ子構造のすがたを受け取って実感できる。
でも、末端の方へ出たら、小さくしか受け取れない。実感できない。ここが一人ひとり自由自在。

虚の世界に降り立っても、どういう受け方するかは自由。虚の世界が無いといっても、虚の世界の存在の意義はちゃんとある。
虚の世界に降りることによって、実の世界がより素晴らしく感じ取れるようになったら、虚の世界も無いけども、あってもいいわけ。
そういう体験って必要。

真の神さまの与え方が、一人ひとりに対して、本当に必要なものだけを与え続ける。
悟った本心の自分がどういう立場に自由自在に立っても、そこに立った一人ひとりに必要なだけを与え続ける。
それが虚の世界の一番低い所に降りて、そこに立っていたとしても、そこで必要なものを与える。余計なものは与えない。
威圧するような圧倒するような与え方ではない。大きいものを無限に小さくしてでも、必要なだけ与えてくる。

この支え方が、真の神さまの本当の与え方、支え方。本当の秘かなる、与え方。秘密の秘も密も必ずっていうのが入っている。
本当に必要なだけを、必要なだけしか与えない。いくらいいものでも、プラスをたくさん与えたらダメ。
一つでいいのに二つ与えたらダメ。一つを無限に与えたら、余計よくない。
いくら素晴らしいものでも、必要なだけに絞り込むという、この与え方が、本当の支え合いのすがた。そうすると、流れがスーッと通る。

回転寿司で、みんなの必要なだけを見抜いていたら、必要なだけをスーッと回転させる。一杯並ばない。スムーズにスーッと流れる。
邪魔するものが何もない。迷わない。ところが、たくさん一杯ザーッと並べたら、自分が何を食べようか、まず迷う。
目移りしてしまって迷う。迷っている間に掴めない。本当に必要なものを掴めない。違うものを掴んでしまう。
必ずそういう風にちぐはぐになって、本当に必要なものを与えてもらえなくなって、幸せから遠ざかっていく。

 

本当の真の支え合い。これは、もう真の神さまをお手本にして、本当に必要なだけを与える。この世も同じ。
虚の世界にあっても、本当に必要なだけに絞り込む。この勉強、練習が大事。必要なものと欲しいものは違う。
欲しいものは贅沢品。なくてもいいもの。必要なものは、絶対それが無かったら生きていけないもの。悟りへの道を歩めないもの。
本当に必要なものって、本当にごく僅か。それはもうすでに与え続けてもらっている。どんな人も同じ。与え続けてもらっている。

だから、余計なものを無くした方が、本当に必要なものを与えてもらって受け取れる。
余計なものを相手にしなくなるというのが、これからの支え合いの中での生き方。
本当の与え尽くすという言葉でも、尽くすというのは、出し尽くして無いという意味。
与え尽くして、無くなるって、本当に自分を空っぽにしないとダメ。たくさん持っていて一部を与える、これは自分が空っぽにならない。
与え尽くすのがなぜ必要か、自分を空っぽにするために必要。空っぽの中へ流れ込んでくる。
余計なものを持っていたら流れ込まない。与えるのは大事だけど、尽くすまで行かないと。

イエスさんの弟子への戒めに、「汝、心を尽くし、思いを尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、主なる汝の神を愛せよ」がある。
尽くして、と入っている。もう全てを出し尽くして、神さまを愛する。ここまで行かないと、やっぱり本当の力にならない。
だから、余裕を残したらダメ。一瞬一瞬だけど、全部出し尽くす。真剣に出し尽くすというのが与え尽くす生き方。


(平成25年8月31日のお話 第1部@)